2016年10月上旬に実施した嚥下造影検査の結果、とろみのついた水分とお粥なら問題なしとの結論が出たため、翌日から言語療法のリハビリの時間で実際にお粥を食べる訓練が始まりました。
ベッドで上体を30度程度に起こして、お粥100gととろみ茶を食べる練習を実施しました。
お粥に味がないので大好きな焼肉の雰囲気を感じられるように焼肉のたれをかけるなどのアレンジをしてみたり。
自分でスプーンを使ってお粥を口に運んで、しばらくすると口をモゴモゴさせて、数秒時間がかかってゴックンと飲み込む動作の繰り返しです。本人の体調や意識レベルによって、1口30秒程度で進んだり、スプーンが止まって全く進まなかったりで日によってばらつきはありますが、20分で100gのお粥を半分から全量食べられるようになりました。
11月になると訓練のメニューが増えて、お粥ととろみ茶のほかにペースト状のおかずが出るようになりました。家族の希望でヨーグルトもメニューに加えてもらいました。徐々に飲み込みが上手になってきましたが、やはりペース良く完食できる場合や、口の中に食べ物がたまって止まってしまう場合などがありました。
目標は朝昼晩の食事を口から食べることですが、そのためにはある程度のスピードで食べられるようになる必要があり、結論としては回復期リハビリ病院にいた12月までの間にそのレベルに到達するまでには至りませんでした。
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