『食べる』編②(口から食べる訓練)

食べることと出すこと(2017/2)

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【ご注意!】この回は少々汚い表現がありますので、お食事中の方は時間を改めてお読みください。

人は食べ物を食べたら便として排泄します。
ごく普通のことですが、脳と体に障がいを抱えるとそれも難しくなります。
妻の場合は、そもそも体の麻痺のために自力でトイレに行くことができないですし、トイレに行きたいと思っていても、失語症のためにそれを伝えることができません。また、病院で看護師さんがトイレに連れて行って、車いすから便座に座らせて・・・等をする時間的余裕はないので、現実としてはオムツ着用で出たら交換、ということになります。

食べる訓練を開始して7週間が経過した2017年1月下旬頃、ムース食が順調に食べられるようになったため、食べる姿勢(ベッドの上体の角度)を徐々に上げていきました。2月1日には60度に変更して、それでも食事を完食できる状況でした。

ところがこの頃、食事中に嘔吐することがたびたび発生しました。
原因は推測ですが、ベッドの上体の角度が上がることで胃を圧迫して食べたものが戻ってしまうのではないかということで、ベッドの角度を50度に戻した結果、食事中に嘔吐することはなくなりました。食事中に嘔吐してしまう事象は解消できたのですが、これまでも嘔吐してしまうことは時々発生していました。
原因はこれも推測ですが、排便ができずに便秘になった状態で食事をすると、食べたものが腸や胃に収まらずに戻してしまうのではないかというものです。

冒頭に記載のとおり自力で排便をすることが難しいので、放っておくと数日間排便が無いことが普通にあります。食べているものが流動食であるとはいえ、数日間も排便できないと少々心配になってしまいます。
入院中の排便状況と食事内容、嘔吐状況は以下の通りです。

入院中の排便、嘔吐などの状況(義母の入院記録ノートより)

これまでも排便のない日が続いていたこともあり、嘔吐事件の後からは、3日排便が見られないときは浣腸により便を排出させる処置を実施してもらうことになりました。
また、便を柔らかくする薬を飲んで便を出やすくする試みもありましたが、逆に常に軟便が出る状態になってしまい、おむつに収まりきらず。。。ベッドのお尻付近に黄色い染みがあるのを発見して、おむつとパジャマとシーツを交換する大仕事になってしまうので、それはそれで考え物だったり。

この頃、将来的には在宅で療養したいと思っていた私にとっては、排便のコントロールは悩ましい点でした。病院であれば、上記の通り色々汚れてしまってもパジャマの最終的な洗濯以外は病院で対応していただけます。ところが自宅で上記の状態になると、すべて家族で対応、洗濯しないといけないわけで、これは相当大変だなと思いました。
在宅療養にしたいけれども、現実問題として果たして家族でこの対応ができるだろうか・・・、と悩ましい日々が続きます。

 

 

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