『食べる』編③(在宅療養に向けて)

在宅療養に向けて(2017/4)

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2017年4月9日、在宅療養に向けてどんなサービス使っていくかを調整する打ち合わせがありました。病院の看護師さんやリハビリ担当、障害者福祉支援センターの方が参加され、家族は私、妻の入院中の面倒を見ている義母、自宅で家事全般を担当している母の3名で参加しました。

この時点で、私は在宅療養した場合にどんな生活になるのかイメージゼロの状態でした。

打ち合わせでは、妻が自宅で過ごすには何が必要かを教えていただきました。

・朝、起床後のモーニングケア(おむつ交換、顔拭き、体温/血圧のチェック、着替え、ベッド上で朝食を食べる姿勢を作る)
・朝食、昼食、夕食の準備と介助(病院で食べているようなミキサー食やお粥ゼリー、お茶ゼリー等を用意し、自力で食べることができないので介助し、食後の口腔ケアを実施する)
・訪問診療、訪問介護、訪問リハビリ、訪問入浴等が自宅に出入りするのでその方とのコミュニケーション
・日中のおむつ交換や清拭(訪問入浴は週2回程度なので、それ以外の日は体を拭く)
・夜寝る前の準備(おむつ確認、パジャマへの着替え、体温/血圧のチェック)
・夜中の姿勢変更(ベッドに寝たきりで動かないと褥瘡ができるので姿勢を変更する必要あり。病院では2時間間隔で実施。)

これらの作業を誰が担当するかを決めて、不足する部分にヘルパーさんが入るように調整していく、とのことでした。もちろん家族主体になるので、家族内で誰が何をするかの役割分担を決めていく必要がありました。

その話を聞いて、楽観的な私は何とかなるだろうと思っていたのですが、母親たちは家事経験が長いのでより現実的で不安な点が多々あったようです。
例えば、以下のような点です。
・病院で作っている特別食を本当に自分たちで自宅で作れるか、1日3回特別食を作る手間に耐えられるか。
・病院では時々嘔吐したり軟便が漏れたりする場合があるが、その際のパジャマやシーツ等は誰がどこで洗濯するのか。
・妻の面倒を見る義母と、家事全般と子供の面倒を見る母が狭い自宅に共存するので、台所や洗面所等の水回りを共用できるか。
・そもそも家にベッドや車いすを置くスペースがあるか。
・妻にとって自宅が本当に最適なのか。家族にかかる負荷を考えると病院や施設の方が良いのでは。

母親たちにとっては、在宅療養をするということは自分たちの仕事が増えるわけで、不安があるのは当然です。この時は、妻の今の状況で自宅で面倒を見るなんて、そんなのできるわけないからやめときなさい、という雰囲気を感じました。

それでも、どうしても在宅で妻と子供たちと一緒に生活をしたい私としては、どうやって母親たちを説得するか、悩ましい毎日が始まりました。


(本文と直接関係ないですが)リハビリの時間、娘と棒の引っ張り合いをする妻。妻の左手は意外と力がありました。

 

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