2016年 12月8日、回復期リハビリ病院から転院しました。朝から退院の手続きをして介護タクシーに乗り1時間半くらいの移動で、新たな病院に着きました。
そしてお昼、転院先で最初の食事の時間がやってきました。
まずは食事の準備です。ベッドを30度程度に起こして、体の左右や頭の後ろ、左肘の下などにクッションやタオルを挟んで、安定して食事ができる姿勢を作りました。
そして、どんな形態の食物ならば食べることができるか確認しましょう!と言うことで、スルスルっと鼻からチューブを外して食事がスタートしました。最初から食べられると思ってなかった家族はビックリ!でした。
メニューはこちら。
ゼリーやプリンなど、前の病院では見なかったものもあり、なるほど、こういった食べ物があるんだと新しい発見でした。
食べ物を本人に見せて、スプーンを持った手を支えて、「口開けて」「ゴックンして」と声をかけながらひと口ずつ食べていきます。看護師さんの指示に目が覚めたのか今日の妻は意識がしっかりしていて、約50分で8割程度食べることができました。
家族の感想は、「なんだ、食べられるじゃないか」。
もちろん食べることに関する専門技術を持った看護師さんにつきっきりで面倒を見ていただいたからできたことではありますが、本人は食べる力を持っていることが確認できたので、訓練すればきっと食べられるようになる!、そんな希望が持てた瞬間でした。
- 次のページへ
- 3食経口摂取を継続するために(2016/12)
- 目次へ戻る
- 目次
- 前のページへ
- 胃瘻のススメ(2016/11)