『食べる』編②(口から食べる訓練)

目が開けられない(2016/12)

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転院して3週間、朝昼夜の食事を1時間前後で完食できることが多くなりました。
食事の内容は、お粥ゼリー100g、ペースト状のおかず、ヨーグルト、高カロリー栄養食のゼリー、アイスクリーム、お茶ゼリー等で、ゼリー状の食事がメインではありますが、口の中に食べ物を入れてモグモグして飲み込む動作は、転院当初と比べて少しスムーズになりました。

順調に食べる訓練ができていると思っていた矢先、食事の時間になってもなぜか目を閉じたままのことが多くなりました。声をかけても目を開けず。目を開けないけれどその状態で口は動かして食事は食べていたり。本人は失語症で意思表示ができないため、何が原因なのかわからない状況でした。

そんな状況の妻を観察していると、左目が赤く充血していることに気が付きました。閉じている目を無理やり開いてよく見ると、黒目の部分に目やにの塊が付着しているではありませんか。
なるほど、それは痛いね。
意思表示ができないと、そんな些細なことも周囲が気づいてあげないと対応することができません。本人の様子は常に観察して、普段と変わった様子があったら何か異変があるかもしれないと疑って調べることが大事なんだと感じました。
目やにについては看護師さんにお願いして目薬をさしてもらい、様子を見ることになりました。

1週間ほど様子を見ましたが目が開かない状況はあまり変わりませんでした。
何かできることはないかなと思って目薬で目を洗ってみたところ、それ以降は目をパッチリ開いていられるようになりました。きっと空気が乾燥しているから目も乾きやすいのかな。
普通の人は、朝起きて顔を洗ったり、お風呂に入ったりする際に目にゴミが入ったら洗い流すことができるけれど、病院のベッド上で自力で体を動かすことができない状態だとそれすらできないわけです。
その日から毎日、朝夜に目薬で目を洗ってもらうように義母にお願いしました。

念のため眼科で診てもらったところ、糸状角膜炎(目が乾燥して目の表面に”ささくれ”ができた状態)とのこと。ささくれを除去してもらい目薬で治療をして、目が開けられない問題は一件落着しました。

それ以降は、今でも朝起きた後と寝る前に、目薬(涙に近い成分でできた防腐剤無添加の人工涙液)で目を洗うことが日課になりました。

 

 

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