『食べる』編③(在宅療養に向けて)

食事介助は難しい(2017/6)

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2017年6月、退院日が6月30日に決定し、在宅介護に向けた準備も大詰めです。
在宅介護するにあたって利用する障害福祉サービスも決まりました。
1日の生活のイメージは以下の通りです。

月曜日から金曜日の昼食、夕食の時間にはヘルパーさんが入り、清拭や着替えや食事介助を行います。ヘルパーさんはいつも同じ人が来られるわけではなく、曜日・時間によってばらばらで、6つの事業所から派遣していただくことになりました。

当時、食事については自力で取ることができなくて必ず介助者が必要で、病院に入院している間は主に義母が担当しました。病院の看護師さんが担当してくれるときもありましたが、コツを掴んで完食させるのはなかなか難しくて、義母頼みの状況は変わりませんでした。

自宅で私が不在の昼食と夕食時の介助を義母が担当すると、義母は毎日食事介助し続ける必要があり、もし病気したときや実家(山口県)に帰ったときに食事介助する人がいなくて困ってしまいます。義母の介助ではなくても食事を食べられるようになってほしい、という思いもあり、 昼食、夕食の時間にはヘルパーさんに入っていただくことにしました。

また、ヘルパーさんがいない隙間に、訪問看護・リハビリ・訪問入浴が入ります。
こうして、毎日ただベッドに寝ているだけではない生活ができるメドが立ちました。

障害福祉サービスの内容が決まり、ヘルパーさんも含めた関係者による顔合わせ会が病院で開催されました。妻の体の状況や、情報連携の方法などが共有され、一番難しい食事介助については、打ち合わせ後に実際の食事の状況をヘルパーさん達に見てもらうことになりました。

6つの事業所の方々10名以上を病室に案内して、義母が食事の介助を実演します。
ただでさえ緊張してしまう状況ですが、それに加えてこのときは妻の調子が良くなかったのか、おかずのムース食をなかなか飲み込むことができません。
スプーンでおかずを口に運んで、お茶ゼリーを飲んでも飲み込めず、指で口を閉じて飲み込みを促しても変わらず、待ってみて…、義母は冷や汗。
もともと病院関係者から「義母が食事介助しないと食べられない」という話があったうえに実演でこんな状況だったので、ヘルパーさんたちに妻の食事介助は相当難しいぞ!という印象を植え付けてしまいました。

この病院に入院していた2017年3月~6月の間、妻自身の意識状態は改善していたかもしれませんが、この期間のブログの記事に食べる練習の話題がほとんど出てこないことからわかるように、妻の食べる力について、外から目に見えるような大きな進展はありませんでした。
やはり病院に入院していると患者は病院の管理下に置かれますので、家族が食べる力の回復に良かれと思って何かを食べさせたり、食事の内容を変えたりすることが難しいわけです。

『今はできない』『難しい』『危ない』といった理由を並べて挑戦することを止めてしまうと、それ以上の回復は望めません。
でも、自宅に帰れば家族の責任で(無理のない範囲で)何でも挑戦してみることができるわけで、ようやく在宅介護を実現させる一歩前まで来たということで、私としてはひと安心した次第です。

自宅リビング。もともとソファーや子供のおもちゃがありましたが、妻の介護ベッドを置くために撤去したために、がらんとした状態です。

 

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