『食べる』編③(在宅療養に向けて)

1年3ヶ月ぶりに帰宅(2017/6)

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2017年6月下旬、退院日(6月30日)に向けて在宅での介護を始める準備も大詰めです。

ヘルパーさんや訪問看護、訪問リハビリ等の障害福祉サービスは、前回のお話の通り整いました。
残りは自宅の設備と備品です。

リビングのソファーを処分して、介護用ベッドとテーブルを搬入しました。病院でやっていたことを自宅でできるようにするために、備品を多数用意しました。
大人用おむつ、おしり拭き、防臭ビニール袋、ビニール手袋とエプロン、スポンジブラシ、ペーパータオル、お粥ゼリー用のとろみ剤、お茶ゼリー用のとろみ剤、ミキサー食用のとろみ剤、食器やコップ、洗濯用バケツ、血圧計、パルスオキシメーター(心拍、酸素飽和度を測る機械)、等。

自宅の納戸は、息子(1歳)のおむつ、娘(4歳)の寝る時用のおむつ、妻の紙おむつと尿取りパッドと、私以外の家族全員分のおむつで一杯になりました。おむつってかさばりますよね。

そして、退院日の朝を迎えました。
朝食後に病院へ行き、退院の手続きをして介護タクシーに乗って移動します。
病院を出て15分くらいで自宅マンションに着いて、エレベーターに乗って・・・、そしてついに、1年3ヶ月ぶりに妻が自宅に帰ることができました!

思い起こせば1年3か月前、脳出血を発症して救急搬送され、妻は意識が無い状態で手術室に送り出す時に、「頑張るんだよ!絶対に家に帰るからね!何があっても連れて帰るから!」と声をかけましたが、その約束をようやく果たすことができた!という安堵感でいっぱいでした。

一方で、自宅に帰ってからは介護の負担が自分たち家族にかかり、それがこの先ずっと続くわけで、不安もいっぱいです。

しかし、家族が一緒に過ごすことは、妻にとっては子供たちの成長を毎日見ることができ、子供たちと遊ぶことで脳の回復を促す刺激をたくさん受けることができます。子供たちにとっては、体が動かなくてもお話ができなくても、それでも母親が近くにいることで安心感を得られるはずで、方向としては間違ってないんだと信じています。

今後も家族で一緒に生活するために、まずは妻の食べる力をより回復させることを第一目標にして、在宅介護がスタートしました。

自宅での食事の様子。
母が食事を作り義母が食べさせる連携プレーで、家に帰った初日から何とか食事をとることができました。

実際の食事中の映像です。
口の中が食べ物でいっぱいになったところで、何とか飲み込みを促そうとしているところです。顎の下を刺激したり、 吸い飲みでお茶ゼリーを砕いたものを飲んだり。食事介助をするにも根気が必要です。

  

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