『食べる』編④(在宅での試行錯誤)

食卓を囲む(2017/12)

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2017年12月、在宅療養を開始して半年が経ちました。

食事の形態はドロドロの流動食から、少しづつ形あるものを食べられるようになり、食事時のベッドの上体のリクライニング角度も60度以上で、ほぼ体を起こして食べられるようになりました。

在宅療養を始めた頃の目標は、『病院でやっていたことを自宅でもできるようになる』だったのですが、その目標は既に達成していて、次は食べる力のさらなる回復と日常生活での活動量UPを目標にして過ごしていました。

そんなある日、ふと思うことがありました。
家族の食事がバラバラではないか、と。

朝食は、子供たちと私は7:00頃からダイニングで食べ、妻は私と子供たちが家を出た8:00からベッドで義母に介助してもらい食べる。
昼食は、妻は自宅で食べる。
夕食は、18:00頃から子供たちと私はダイニングテーブルで、妻はベッドでヘルパーさんに介助してもらい食べる。
食べているものも、私と子供たちと妻でそれぞれ違う。
こんな状況だったので、せめて週末の夕食くらいは家族皆でダイニングテーブルで一緒に食事をしたいと思いました。

この頃、ちょうど車いすに座った状態で食事をする練習もしていたので、その思いを実現させるのは難しくありませんでした。

ヘルパーさんがいない休日の夕方、妻を車いすに乗せてダイニングテーブルに移動すると、ちょうどぴったりテーブルの前に車椅子が収まりました。
妻の左側に私が座って介助しながら、子供たちと一緒に食事をすることができました。
やっぱり家族で食卓を囲むというのは大事で、娘は1年9ヶ月ぶりにお母さんと一緒のごはんで楽しそうでしたし、2歳の息子にとっては、ママと一緒に食事するのが初めての経験でした。何より妻も、一人でベッドで黙々と訓練のように食べるのではなく、子供たちの笑い声を聞きながら食べるほうが楽しいし良い刺激になります。

また一歩、家族の形を取り戻すことができた気がしました。

娘(5歳)と妻(3x歳)のお誕生日会の様子
娘が描いたお母さんへのプレゼント。
「ひまわりの花」

 

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