2018年1月、在宅療養を開始して半年が経ちました。
食べる力はぐんぐん回復していて、半年前はドロドロの流動食を食べさせてもらっている状態でしたが、この時点では舌で潰せる柔らかい食べ物ならば自分で口に運んで食べられるようになり、食事介助をする側の負担も随分軽くなりました。
ただし、それは食事しやすい姿勢ができていることが前提で、姿勢が良くないと疲れて途中で食事のペースが落ちたり、口の中に食べ物がたまって飲み込みができなくなったりします。
そこで、誰が介助しても安定して食事ができるように、姿勢の作り方と介助のコツを関係者で共有する資料を作ることにしました。
実はこれ、病院で食べる訓練をしていた際に、看護師さんが同様の資料を作って食事介助する担当者さんの間で共有していたので、それをマネしてみたわけです。
出来上がった資料が以下です。
食べる姿勢の作り方と、介助するときのコツ(お皿を口の近くに持っていく、スプーンを一緒に支える)と、口の中が食べ物でいっぱいで口が開かなくなったときの対処法を写真付きで解説しました。
この資料はわかりやすくて好評でした。
またこの頃、ベッドではなくて車いすに座って食事をする機会を増やそうとしていたので、車椅子で食事するバージョンの資料も作りました。
車いすで食事をする手順をマニュアル化したことで、ヘルパーさんも対応しやすくなったせいか、このあと、昼食や夕食をベッドではなくて車いすに座って食事をすることが多くなりました。
ヘルパーさんは、6つの事業所から派遣されているので毎日違う人が来る状態です。食事の姿勢の作り方、介助のコツを共有するためには、写真付きの説明書がとても効果的で、これによって妻も安定して食事をしたり、難しい食べ物にチャレンジすることができるようになりました。
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