2018年6月、在宅療養を開始してそろそろ1年が経とうとしています。
この頃、 車椅子に座って 柔らかくて飲み込みやすいものであれば食べられるようになりました。
例:野菜の煮物、しゃぶしゃぶ、お刺身、茶わん蒸し、豆腐、柔らかく炊いたご飯、パン、そしてお寿司と焼肉
そして、体重も入院中は平常時の体重マイナス5kgくらいでしたが、すっかり元に戻りました。(具体的な重さの記載は妻の許可が必要なので避けます)
在宅療養を開始した時の食べ物は、ドロドロの流動食でしたので(『食べる意欲(2017/7)』参照)、それと比べると、ずいぶん成長(回復)したものだと思います。
介護負荷軽減のためには妻の食べる力の回復が必要で、そのためには家族の介入が制限される病院ではなく、自宅で家族が主体となって食べる訓練をするのがベストな選択だ、と思って取り組んできたことは間違いではありませんでした。
長期間のスパンで見ると順調に回復していますが、時には調子が悪くなることもあります。特に初夏は要注意です。
昨年の7月、水分が十分に取れずに脱水症状になりかけたため、今年も水分不足にならないように注意していましたが、やはり徐々に蒸し暑くなる6月下旬から、水分不足になってしまいました。
水分が足りないと活動量が落ち、食事中には食べ物を食べても飲み込みができなくて、口の中に食べ物が詰まって食事がストップしてしまう回数が増えます。そんな時は、口の中に詰まった食べ物をかき出してリセットすると、また食べられるようになるのですが、介助する側にとっては結構大変な作業が増えてしまいます。
水分が足りないので点滴してもらって回復しかけていましたが、再び7月中旬から水分が取れなくなり、飲み込みができなくて食事が止まる回数が増えてきました。
暑さと疲れで食べ物を噛むのが大変になっているかもしれないので、食べ物の形態を少し易しいものに変えてみては、と言語聴覚士の助言を受けて、飲み込みやすく水分の多い食べ物に変更する等の調整をしました。
食べ物が詰まって食事が止まるとその後の対処が大変なので、改めて、食べやすい姿勢を作るポイント、口の中に食べ物が詰まったかどうかを判断する方法、詰まったときの対処方法について資料を作ってヘルパーさん達と共有することにした。妻の当時の状態がようわかるのでご紹介します。
気温が上がって蒸し暑くなる頃の水分コントロールには毎年苦労します。
でもこれって妻に限った話ではなく、介護が必要な高齢者にも当てはまることではないかと思います。
ポイントはこまめな水分補給です。
- 次のページへ
- (準備中)
- 目次へ戻る
- 目次
- 前のページへ
- 体重測定(2018/6)