『食べる』編④(在宅での試行錯誤)

お寿司と焼肉(2018/3)

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2018年3月、在宅療養を開始して8ヶ月が経ちました。

退院直後の食事はドロドロの流動食でしたが、この頃には形ある食事を食べられるようになりました。食べた物の写真を比較するとすっかり元に戻ったように感じます。

在宅療養開始直後の食事(朝食)
基本的には流動食です。
2018年3月の食事(夕食)
子供たちが祖父母の実家に帰っていた時期でしたので、
私の手作りごはんです。(軟らかキノコご飯、野菜とお肉の煮物、いちご)

 

形ある食事をようやく食べられるようになった、と言いましたが、実はその前からなぜか食べられた物があります。
それは、『焼肉』と『お寿司』です。

焼肉については、まだモグモグと噛む動作の練習を始めた初期の頃に、焼いたお肉を小さく切って食べてみたのですが、なぜかしっかり顎を動かして噛んで、飲み込むことができました。

お寿司については、お粥ゼリーを卒業して柔らかく炊いたごはんを食べ始めた頃に、普通の酢飯で握られたお寿司を食べてみたのですが、これも、なぜかしっかり顎を動かして噛んで、飲み込むことができました。
お寿司が食べられるなら、おにぎりも食べられるだろうと思って作ったことがあったのですが、なぜかおにぎりは食べられず。本当に不思議です。

やはり人間は、好きなものは多少の困難があっても何とか食べようとするもので、その意欲が不可能を可能にしていくものなんだと実感しました。

それ以来、妻の食事はお寿司の頻度が高くなりました(笑)。
柿の葉寿司、富山のます寿司など、買ってきたものをそのまま食べられるので、食事を作る側はとても助かりました。困ったらお寿司、になりました。

 

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